2010年9月2日木曜日

バンド脱退の真相はね その1

早速のびのびとバンド脱退の真相でも書こうかな。
2つ理由がある。

1つは普通に音楽の方向性のことだ。
最初から自分の本来の音楽とは違うことは分かっていたが、なかなか曲がいいのと、ライブをいろいろな場所でやれるのが楽しいのでやっていた。
演奏中やミックス作業中に感動したことは何度もあったし、地方でのライブはファンが温かくてよかった。
たくさんの人と知り合えたし、好きなアーティストと共演する機会にも恵まれた。
本当にいいことが色々あった。

でも、そろそろ自分の本当に好きな音楽を絞るべきだと思った。
このバンドに限らず、仕事の依頼はそれなりに色々来ていたが、心からやりたいと思えた仕事なんて殆ど無かった。
商業ベースにのっている殆どの音楽は、作る前からどんなものになるかが8割方決まっている。
どんなCDになって、どんな売られ方をして、何枚位売れるのかまで想像出来てしまう。
それでも残り2割の狭い枠内で、己の創造性を働かせ、自分らしさや主張を何とか詰め込もうと足掻くのだ。
これはお金を他人に出してもらう以上、仕方の無いことであるとも言えるが、果たしてそうそう割り切れるものではない。

自分はこれがやりたくてミュージシャンをやっているのか?
音楽と引き換えに多くのモノを犠牲にした人生に胸を張れるか?

こんな考えは甘いとも思った。
みんな多かれ少なかれ、本当にやりたいことを我慢してCDを出している。
リスナーに認められない音楽は出す価値のない、ただの独りよがりに過ぎない。
あるいは一発当てて、ハクがついてから本当に好きな音楽をやらせてもらえばいい。
それがプロというものではないか―

しかしこれは、本当につまらないんだよ。
一方で、例え売れなくとも素晴らしい音楽を作り続けている人もいることも事実なのだ。
その多くは自費で、マネージメントも自分でやって。
大体、プロデューサーやクライアントの言われた通りに作ったからって売れるとは限らないし、売れたからいい音楽な訳でもない。
それに売れるかどうか、聴いてもらえるかどうかは出してみなければ分からないのだ。

自分が本気で作った音楽で、勝負してみるにはいい頃合いだと思った。
そのための準備をしよう。
これが1つ目の理由。

もう1つの理由は次回書きます。

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